ようやく一歩?
2012-12-31


今年は東日本大震災後、初の大きな選挙があり、注目していた。
世界も大きく変わっていく中、日本も新しく人類の模範的なライフスタイルを実現した世界的なリーダーシップを取るべき国家に相応しい理想的な変化を遂げるのだろう?、と期待していた。

しかし結果は期待していたような革新は起こらなかった。
むしろ昔の状態に逆戻りしてしまった感は拭えなかった。

ただ今のところは、それはそれで、我々一般大衆の心魂の為には良かったのかもしれない、と感じている。

もし今現時点で政治が現在の民意と調和したものであったなら、民衆は一層政治に依存し、心魂としては怠惰とエゴイズムの方向、すなわち退廃に向かって行ってしまったかもしれない。

逆説的ではあるが、政治が民意と離れたりして、我々に一層の負荷をかけてくれば、その時は民衆に真の自立した社会意識が芽生えることになるのでは無いだろうか。

今の時点では、まだ真の自立した社会意識が育つには、まだまだ課題が多く、しばらく熟成期間を必要とするのだろう。

スポーツなどで強いチームが、その歴史の中でかつて屈辱的な大敗を喫したことがキッカケとなり、真の強いチームに変貌していった、などということが良くある。

社会とスポーツが全て同じとは言わないが、これからもし政治的な負荷が発生しうるとしたならば、それは大地震と同じように我々の心魂を目覚めさせるキッカケになり得るのだろう、と思っている。

すなわち今年は真の理想的な社会に向かって、ようやく一歩を踏み出したのだ、と楽観的にみている(笑)。
[世事]

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