サバの麹漬け
2012-04-22


最近、塩麹が流行っていると聞いた。

それで思い出したのが、僕の田舎で良く見かけていた、「サバの麹漬け」である。

僕の田舎は静岡県の焼津市で、サバ以外にもマグロなどが水揚げされることでも有名である。

そんな港町に育ちながら、僕は小さい頃は魚が苦手であった(笑)。

寿司なども全然ダメだったが、あろうことか、カッパ巻きのおいしさに目覚めてから、他のネタも食べられるようになったりした(笑)。

基本的には魚は焼くと大丈夫で、刺身も大丈夫であるが、煮るとモノによってはダメなのが出てくる。
実は今でもジャコなどの小魚はまだ苦手で、光物も結構歳をいっても食べられなかったりした。

小さい頃そんな魚嫌いだった僕が、初めて物凄く魚を美味しいと感じたのが、少年期に親戚に行ったときに食べた「サバの麹漬け」であった。

「サバの麹漬け」は基本的には焼いて食べる。
サバは関東では塩焼きや味噌煮がポピュラーであるが、焼津では麹漬けもポピュラーであった。

「サバの麹漬け」は、サバに麹の独特の甘みが加わり、焼くと甘さと香ばしさが絶妙なハーモニーを醸し出す。

焼津ではスーパーでも「サバの麹漬け」は普通に販売している。
東京の店で「サバの麹漬け」を今まで見たことがなかった。
ここ数年で、静岡おでんなど、僕の小さい頃には田舎で普通にあって都会に無かったものが、東京にも出回ってくるようになった。
もしかしたら最近の塩麹のブームで「サバの麹漬け」を東京でも一般的に見られるかもしれないかな、と思っている。
[世事]
[想い出(memory)]

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