2005-07-23
今日は「宇宙戦争」と「スターウォーズ」を観た。
巷では、ルーカスVSスピルバーグという図式で騒がれていたけど、観た印象では映画の質も違うし、優劣どうこうは、どうなのかな?という感じ。
僕はというと、まあ優劣をつけた方が話としては面白いだろうから敢えて言うと、一応スターウォーズファンの端くれなので客観的に判断できないのはご了承いただくとして、好き嫌いで言えば「スターウォーズ」の方が好きと言わざるを得ない。
ただ勿論「宇宙戦争」も充分楽しめたことは楽しめた。原作が古典的な名作だけに、ストーリーもちゃんとしているし、映像も良かったし、人類への警鐘とか家族の絆とかパニック心理とか副次的なことも良く伝わって来た。スピルバーグで言えば「ジョーズ」の系統になるのかなあ?。
まあ「スターウォーズ」と比べちゃうとなあ・・・。
「スターウォーズ」は、観ていると、こちらの想像力を掻き立てるし、副次的なことを含め、いろんなものが伝わってくる。
観た後に高揚感があるし、又何度でも観てみたいと思う。ファンにとっては映画を越えた何かがある。
その点「宇宙戦争」は、ハッとする程刺激的で無いというか、想定範囲内というか、映画としては充分面白いけど、それ以上にこちらをインスパイアしてくれる程では無かったというのが正直なとこか。あくまでも「スターウォーズ」と比べちゃうとだけどね。
たぶん「宇宙戦争」も「エピソード1」作って、100万年前の、その戦争計画の頃の話をでっちあげちゃえば、「スターウォーズ」に類する面白さが出てくるかもしれないけどね、ははは。んなこたやらないって?。
「スターウォーズ」のエピソード4〓6は、随分ファンタジー性が強くて、新シリーズのエピソード1〓3は、ファンタジーというよりもドラマ性が強いな、などと思っていたけど、こうして他のSF映画と比べると、新シリーズも、設定が空想の星星ばっかりなので、随分ファンタジー性のある映画だなあと、改めて感じた。
「スターウォーズ」の難点を敢えて言うと、やっぱりエピソード4〓6、1〓3を通して観てみないと、いろんな面白さは伝わってこないかもしれない、というのがある。
用語・設定・人物関係を把握しておかないと、特に新シリーズは理解が難しいかもしれない。
でも、それでも活劇性やファンタジー性だけでも、ある程度楽しめるようには作られているから、そこはルーカスの手腕なのかもしれない。
僕も今回のエピソード3は、もう何回か観たが、今日やっとわかったようなこともある。
例えば、アナキンが、親しかったパルパティーンがシスだとわかり、それをジェダイマスターのメイス・ウインドウに報告し、その後ジェダイ聖堂の会議室で一人、メイス達がパルパティーンを逮捕しに行ったのを待つシーンがある。
ここは妻のパドメがアパートで憂鬱そうに佇むシーンと交互にカットが入る。結構時間を取っている。セリフはほとんど無い。
ファンにとっては、オイシイシーンを随分カットしてテンポアップしているのに、ここの一瞬冗長とも思えるシーンに、なんでルーカスは時間を割いたのだろうか?。
僕の勝手な推測で、今日ピンと来たのは、ここがアナキンのダークサイドへのターニングポイントのシーンだったのではないか?と感じたのだ。今回観て初めてやっと、そう感じた。ここだったのかあ!、という感じだ。
自分が、このままジっと待っていてしまうと、パドメを救う方法を知るパルパティーンは殺され、パドメはこの世からいなくなってしまう。
記事を書く
コメントをする