2005-07-02
遂に「スターウォーズ・エピソード3・シスの復讐」を見て来た。先行上映だ。
郊外の映画館だったので結構空いていた。この分だと公開時も割と楽に見られそうだ。僕としては安心だ。勿論公開してからも行くつもりだ。
作品の印象は、思いのほか切ない仕上がりになっていた。確かにルーカスの言っていた通りだった。
気になった点は、僕などはエピソード1・2と見てきて、アナキンがとてもダークサイドに堕ち易く描かれていたので、エピソード3では後は堕ちるキッカケだけの問題だ、位に思っていたが、やはりあまりスターウォーズ慣れしてない人達には、アナキンがダークサイドに堕ちる過程がアッサリしすぎているように映ったのでは無いか?。
他にもいろんな符丁があるのに展開が速いので、もしかしたら事前知識無しにはついていくのが難しいのではと感じた。
いろんな事前評と僕が抱いた印象と少し違ったのは、オビワンの活躍だった。
ネット評などで、オビワンの評がイマイチ出て無いような気がしていたけれど、僕の印象では、かなり活躍してくれた。
日経エンターテメントでは、オビワンを「事実上の主役」と書いてあった、僕もそれに賛成だ。
あの映画は、アナキンがダークサイドに堕ちる話でも、それを一番近くで見ていた師でもあり友人でもあり、兄弟のようでもあったオビワンの様々な葛藤や、ジェダイとしての生き様とか、それが結構描かれていたように感じられた。
このエピソード3を見たことで、僕がこれから一番印象を変えていきそうなのは、このオビワンに対するイメージになりそうだ。
スターウォーズのオビワンと言ったら、もうあの仙人のようなアレックギネスの絶対的なハマリ役だというイメージがあった。
ところが、今やユアン(マクレガー)のオビワンも、もしかしたらアリかな?と思い始めている。
アナキンも実に人間的だったけど、若かりし頃の苦悩するオビワンも実に人間的であり、そんな人間的ながら、あるべき模範的ジェダイとして成長して来たオビワンの姿が印象的だった。
更に戦闘シーンでもオビワンは良かった。
例えば、最初にパルパティーンを救出する為に、敵艦に乗り込む際、いきなり空中へ飛び出るや否や、敵ドロイドを一掃してしまったり、敵将の半ドロイド生物のグリーヴァス将軍並びにドロイド軍がいる真っ只中に乗り込んでいき、将軍の目の前に飛び降りて行って、いきなり敵に「Hello, there!」などと、エピソード4での記念すべきオビワン(アレックギネス)の初セリフと同じセリフをいうところなど、古い言い回しで申し訳無いが、実にイカしていた。
第一作のエピソード4で、オビワンがデススターの牽引ビーム解除の為、デススター内を一人で探索するシーンがある。
初めてみた時は正直、この老人で一人で大丈夫か?というハラハラ感もあったが、若い頃こんなに強かったのなら、確かにあんなデススターなど、オビワン一人でも充分だ、という気もしないでも無い。
この映画には、先程も述べたように、様々な符丁がチリばめられている。
まるで輪廻するように、懐かしいお馴染みのセリフを述べたり、いつか見た懐かしい場所も、随所に出てくる。
故に初めてスターウォーズを見ようとする人は、前作までのエピソード4〓6、1・2を見ておいた方が良いだろう。
エピソード3で例えば、オビワンがグリーヴァス将軍を、不本意ながら(前にもやってしまったように落としてしまったので)文明的なライトセーバーでは無く、いわゆる鉄砲のようなブラスターで倒した際の、捨て台詞「So uncivilized . .(なんて野蛮なんだ)」等も、エピソード4で、ルークにライトセーバーを渡すシーンのセリフに繋がっていたりして、そんな細かい点もわかっていれば面白い。
グリーヴァスも将軍なら、ちなみにオビワンも「ケノービ将軍(General Kenobi)」と呼ばれていた。
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